カフェインレスコーヒーの話
秋の装いが少しずつ目にとめるようになってきました。朝夜と肌寒くアイスからホットコーヒーに気分も変わってきましたね。
今回はカフェインレスコーヒーについてまた書いてみたいと思います。
デカフェという言葉を前にも書きましたが、カフェインを取り除かれたコーヒーや紅茶を指すのですが、このコーヒーには最大の欠点があります。
【旨みが失われる】ということです。
味を落としてしまうのは、コーヒーとしてはマイナスと言って差し支えありませんと思います。
さて、なぜカフェインレスを選ぶ人が増えてきたのでしょうか?
そもそも、カフェインとは何か正しく理解できているでしょうか?
カフェインとはアルカロイドという化合物の一種です。
アルカロイドを詳しく知りたい場合はクリックしてリンクからwikipediaをお読みください。
カフェインが含まれているもので、コーヒーが代表的にあげられますが、ココアや紅茶、緑茶、コーラなどにも含まれます。
カフェインには眠気を覚ましてくれる作用があると広く知られていますが、それ以外にも集中力を高めたり、運動能力の向上や尿の排泄を促す働きもあるようです。
つまりは勉強の際にコーヒーを飲んで集中するという学生時代にしていた方法は正解であると言えます。もちろん、いい点ばかりでなく不眠やめまいなどの副作用もあるようです。
しかし、コーヒーに含まれるカフェインは通常の人ならなんてことのない量なのです。
もちろん、妊婦さんや何かしらカフェイン摂取を禁じられている病気がある方は除きます。
カフェインを摂取しても構わないと書きましたが、大量摂取は毒です。
大学生がカフェインを多量摂取して、カフェイン中毒で亡くなったというニュースがありましたね。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21HCC_R21C15A2CR8000/
彼が飲んでいたのはカフェインでなくエナジードリンクというものでした。
商品名を出すのはあまりいけないかなと思うので、皆さんもよくご存じのあれらです。
栄養ドリンクは元気に活動するためや、眠気を覚ますためにコーヒーよりもかなりの量のカフェインが含まれています。海外では子どもに飲ませるのは好ましくないとされています。何事もほどほどにです。
さて、話をカフェインレスコーヒーに戻しますが、このように健康状態に不安を持つ方がそれでもコーヒーを味わいたいとしたときに、カフェインレスコーヒーが求められるのです。
さて、カフェインレスコーヒーはコーヒーの旨みさえも奪ってしまうというのはそのカフェイン抽出の方法がまだまだ未発達だから起こってしまっています。
方法としては、生豆を有機溶媒・水・超臨海流体化した二酸化炭素などの溶媒に浸してカフェインを選択的に抽出するのです。
私のような素人の思いでは、カフェインが健康を害する可能性があるから、カフェインレスでする人が多いですが、このカフェインを抽出する方法が果たして健康にいいのかなと思うのです。
有機溶媒というと
ベンゼン、クロロホルム、トリクロロエチレンなどが用いられていたが、これらの有機溶媒の残留する可能性が問題視されたことから、現在はより沸点の低い非極性溶媒としてジクロロメタンが用いられることが多い。(wikipediaとより参照)
この一文に出てくるものだけでも、物々しさが怖さを引き立てますね。
このジクロロメタンというものは果たして大丈夫なものなのでしょうか?
生豆からカフェインのみを抽出するという方法はそれほど高度な技術なのですね。
つまり危険性を上げれば大小多くあるのです。おいしいコーヒーを飲みたいと思って、何気なくカフェインレスコーヒーを調べてはみましたが、なかなか難しい問題の一つのようです。